秋熟紫珠(しゅうじゅくししゅ)

【技法・寸法】

生宣紙墨彩 約112.5cm × 32.5cm

【制作年】

2024年

【解説】

色とりどりに熟した葡萄が重なり合い、秋の豊穣を謳うかのように垂れ下がるこの作品は、季節の恵みと自然の生命力を見事に描き出しています。

濃淡を活かした筆墨と、色彩のにじみや重なりによって、果実の瑞々しさと透明感が表現され、葉の墨色との対比が一層その実りを引き立てています。

「秋熟紫珠(しゅうじゅくししゅ)」は、まさに熟れた実のように充実した時間、実り多い人生の象徴とも言えるでしょう。

書に記された「甲辰季秋 四條誠」の款記から、秋の佳き時に制作されたことが伺え、画主の静かな感謝と美への想いが作品全体から感じ取れます。

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